???単なるサザンのカバーアルバムではない。サザンオールスターズのメンバー関口和之が作り上げた「公式セルフカバーアルバム」である。おなじみのサザンの楽曲を、最近大流行のレゲエやボサノヴァ、さらにハワイアンやケルトなど、世界中のさまざまな音楽形態にアレンジして聞かせてくれる。もともと楽曲自体の評価も高いサザンだが、アレンジが違えばこんなにも原曲と異なる表情を見せてくれるものかと驚く。 ???なかでも出色は、リトルクリーチャーの青柳拓次がアレンジを施し、玲葉奈がヴォーカルを担当した。キューバ風味アレンジによって楽曲の持つせつない感じが増幅され、クールでありながらダンサブルで、しかも胸をしめつけるような雰囲気をもった1曲に仕上がった。その他の楽曲も完成度が高く、サザンファンはもちろんそうでない人でも十分に楽しめる、応用範囲の広い1枚といえるだろう。(剛吉若寸也)
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