???TVKテレビの音楽番組「Live TOMATO」で87〜88年に放映されたRCサクセションのライブ映像を収録。この時期のRCは“キング・オブ・ライブ”の名をほしいままにしていて、コアなロック・ファンだけではなく、一般的な音楽ユーザーにも広く知られる存在だった。しかし忌野清志郎はそんな(生ぬるい)ポジションに安住することなく、貪欲に新たな音楽的刺激を求めることになる。それをもっとも端的に表しているのが、8曲目の「SUMMERTIME BLUES」と9曲目の「LOVE ME TENDER」。2曲ともスタンダード・ナンバーのカバーなのだが、忌野の訳詞がとにかく強烈。原子力発電所への違和感を表明した「SUMMER〜」と核反対を訴える「LOVE〜」は、メジャーのレコード会社から発売を拒否され、自主制作でのリリースとなった話題作「COVERS」にも収録されている。過激なんていう言葉ではとても追いつかない、忌野の超攻撃的な表現欲求にやられる。(森 朋之)
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