2006年秋から2007年にかけて行われた、アジカンにとって初めてのアリーナ・ツアーの中から、横浜アリーナでのライブの模様を収録。ライブハウスを中心したツアーにこだわってきた彼らにとって、1万人以上を収容した会場でのライブはとてつもないチャレンジだったわけだが、このハードルを彼らは、理想的なカタチでクリアした。オールスタンディングによる会場設営、より大きなグルーヴを生み出すバンド・サウンド、そして、バンドの新たなトライに応えようとするオーディエンスの気持ちがひとつになって生み出されたパフォーマンスは、この作品からも生々しく伝わってくる。"繋がり"をテーマにしてきたアジカンが、ライブ・バンドとしてのポテンシャルを最大限に発揮した、貴重な瞬間がここにある。デビュー作「崩壊アンプリファー」から3rdアルバム「ファンクラブ」まで、この時点でのキャリアを網羅したセットリストも魅力的。また、初のアリーナ・ツアーにおける試行錯誤が垣間見える、リハーサル・ドキュメンタリーも必見。(森朋之)
次へ